パークゴルフは、幅広い世代の人がより手軽に楽しめるコミュニティースポーツとして1980年代に北海道・幕別にて発祥。道内に広く普及し、現在では全国に愛好者が増えています。大下産業は、このパークゴルフに使われるボールの開発を2000年よりスタート。
その際にお客様企業から受けたオーダーは、「絶対に割れないボールを作ってほしい」ということでした。それまでのボールは、打撃時の衝撃によって破損するケースがたびたび発生。また、重心のブレにより、打球の方向性にバラツキが出てしまうことも課題となっていました。
そこで綿密な研究を重ね、ついに高強度な中実発泡コアの開発に成功。さらに性能の異なる樹脂層を組み合わせた3ピース構造とすることで、打撃時の変形を抑え、耐久性・方向安定性を飛躍的に向上させました。しかし大下産業のこだわりは、課題の解決だけに留まりませんでした。
コア層に施した装飾を透明カバーを通して見せる業界初の試みにより、今までにない優れたデザイン性まで実現させたのです。こうした一歩先行くモノづくりの根底にあるのは、徹底したユーザー目線。大下産業は、広島県に自らパークゴルフ場を所有・運営し、ユーザーの声と直接向き合いながら価値ある製品開発を続けています。